フルーツバスケット
umineko

安っぽいパフェのような
ありふれたクリームの
ことばなら
いらない

たとえば
リンゴ

歯ごたえと
その甘さ
いずれをも味わえる
絶妙のスライスを

私は
常に意識する

ありふれた
文字にのって
私の
孤独な真実が

誰かに
届きますように

震える
ような宇宙の声を

受けて再び解き放て
 
 
 
 


自由詩 フルーツバスケット Copyright umineko 2010-09-07 02:35:44
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