バッタ
曲がり屋レオン

気合もろとも
弾ける
空に

バッタとは
よく名付けてくれたものだ
宙に跳ぶ瞬間を
実に巧く音に写しているではないか

気合もろとも
爆ぜる
空に

この細い脚だから
気合なしに
跳ぶことなど叶わないのだ

できることなら
目の前から消えるように見える
跳躍をしたい
時空を超えるような

余計なものは
全て除き
跳ぶ
そのために
じっと機会を探る
草むらでじっと待っている


自由詩 バッタ Copyright 曲がり屋レオン 2010-08-08 17:13:22
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