愛が笑う
ミツバチ

細い指を絡めて
愛を囁いた
湖畔に佇む
雨に濡れた木々には
震える小鳥が鳴いている

遠くまで流れていく雲
君は花畑の中で
太陽の匂いのするそよ風が
帽子を飛ばせば
愛が笑う
クチナシの香る陽射しに目を細めて
くすくす笑った君は
確かに永遠だった


ずっと傍にいて
声に出しては言わないけど
きつく握りしめた手を

もう離さないから


自由詩 愛が笑う Copyright ミツバチ 2010-07-03 18:16:22
notebook Home 戻る