ende
Oz

祭りが終わる
花火が上がる
舞い散る火の粉は
神経を一つ一つ
過去へと誘う

そこには間違いがあった
あるいは無かった
どちらにしても
脳内の化学信号
それだけが残る

もう長い事前から気付いてた
適応出来ないことに
能力が足りないことに
蛹から蝶が放たれる様を
僕は君に伝えることができない

出来ることをすればいい
本当に?
飢えようが
孤独となろうが
君が君でいればいい
本当に?

あの日
あの時の君は
いつもヒーローだった
本当に?

もうずっと長い事前から気付いてた
でも
どうする事もできない
本当に?
その疑いが
心の中のヒーローが
今君を救っている

本当に?
いや、
嘘だろ


自由詩 ende Copyright Oz 2010-05-06 21:32:25
notebook Home 戻る