我信ずる…ニュースに振り回されるの虚しき
石川和広

日本人選手が年間最多安打世界記録を達成する頃私は病院に行って、とても疲れ、ぼんやりした頭で速報を見た。弟はすげぇと言う。なるほど彼はプレーに集中する仕事人。見事な仕事は美だ。あの仕事も命がけ。頭当たったら死にかねない。
その頃どこかでメスを握る脳外科医がいる。彼に命が託されている。イチローとは違うが瞬間と持続が要なのは、あまり変わらない。彼は称賛されないが治癒できれば家族は礼を言うだろう。皆、生半場で死ぬが何かあらがう物がある。生命。爆撃をする人の家族。殺される人々。日々の暮らしはいずことて戦い。わが国では、人はぬくぬくと戦うが平和ボケ批判をしてる様々なかたがたは、この国で未来が見えない中戦う様々な人たちを励ましているのだろうか?老人、リストラされた人の群れ群れ群れ。平時と戦時は、オウム以来不透明な境しか持たない、電車の中で突然泣き出す人。
反米の気持ちを募らせても、イラクの苦しむ方々は救えるのか?対米従属から脱するのは、このわけのわからない平和な内戦の、大切な心や、愛する人を守るため、そのためにアメリカに駄々をこねず、本当に困っている人のことをかんがえる、たくさんの人の総意からはじまるかと思う。まず、自由のために。つくられた報道を見ずとも、周囲を見ると同胞には悲惨なことに対し心傷める者有と我信ず


散文(批評随筆小説等) 我信ずる…ニュースに振り回されるの虚しき Copyright 石川和広 2004-10-06 13:15:03
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