帰路
都志雄

帰路暮れて揺れる電車は音穿つ(で、あったなら)(で、なかったら)


ミルクティー恋人たちがこぼすから空は蕩けて星空になる 


夕焼けの残滓に向かう農夫いて暗き川原に燃やす唄声


春の日はいつしか暮れて街灯の白い光に包まれていて



短歌 帰路 Copyright 都志雄 2010-04-26 19:48:30
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