宇宙人さんから見た地球
こめ

その小さな手で

持てるだけのオモチャを抱えて

小さな小さな小旅行

まだまだ子供だと思っていた少年は

いつしか僕らを追い越していった

時の魔法をかけられて

誰も知らないうちに大人になっていた

サイコロを振るけど

いつも出る目は赤色

どんな世界でも1番綺麗な景色でも

見る瞳に水がたまっていたのなら

その景色は歪んで見えたでしょう

みたら誰でも分かる

この星がどのようなものか

すれ違う人の群れは

全員下を向いたまま

明日という希望さえなかった

分かるかなこの気持が

なんも楽しい事がない

それが人間というもの仕事なのか

それなら産まれて来なければと

どれだけ後悔したことか

でも産まれてしまったのであれば

僕もあの群れにはいらなければならない

宇宙人さん

貴方達からみたこの世界は

どれ程愉快な世界ですか?



自由詩 宇宙人さんから見た地球 Copyright こめ 2010-04-24 11:20:19
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