竹のはな
あおば

                  100423



あまくだりの
やくいんの
ほうしゅうが
たかすぎる
洗い流せ
背中の

小舟の中に堆積する悪習

さおを差すタイミングを計り
ギィーと漕ぎだす強者達が
天下る役員報酬を横取りするのかと
勘違いする

缶切りを知らない
プルトップで育った子供たちが
大阪万博の写真を眺めている此の時間
初土俵の
竹の花が
ベテランの
梅の木に
適当にあしらわれては
転がされている
早く強くなれと
祈念する






「poenique」の「即興ゴルコンダ」投稿作。タイトルは、野の花ほかけさん。



自由詩 竹のはな Copyright あおば 2010-04-23 18:46:09
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