酒の肴
花形新次

あなたをソファーに後ろ向きでお尻をこっちに突き出す格好で座らせたまま冷蔵庫からよく冷えた発泡酒500mlを取り出してあなたのところへ戻りパンティーをスルスルと滑らすように脱がせ先ずはツルンとした臀部をペロンとひとなめしてその舌触りを確かめ発泡酒500mlをグイーッと飲むそれを二度三度繰り返すとたちまち発泡酒500mlは空になるのでまた冷蔵庫から発泡酒500ml一本取り出すと今度はちょっと違った味がいいかなあと中心のほうに移動してひとなめするあなたがそこは違うわとかすれ声でいうのを聞きつつそのほろ苦い味で発泡酒500mlもう一本の半分を飲むと今度はより前方にある僕の一番の好物がいい案配になってきたのでそこを集中してジックリと味わいながら発泡酒500mlの残り半分はちびりちびりと飲む次第にあなたは妖しげな吐息をもらし始めるが僕は充分に堪能したのでパンティーを元に戻してハイごちそうさま


自由詩 酒の肴 Copyright 花形新次 2010-04-19 21:37:38
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