World Edge Rainbow
itukamitaniji

World Edge Rainbow

今まで溜め込んだ 数え切れない悲しみや絶望
全部集めたら たくさんの涙が流れたんだ
雨みたいに それは暗い夜に降り注いだ
朝になって 太陽が昇れば見えるだろう

世界の端っこを繋ぐ薄い虹が



人の世の ほんのちっぽけな一面を見ただけで
全てを知った気になって そして何も分からなくなって
人はいつだって 目的を持って旅に出るけど
その目的は たいてい変わり果ててしまうのさ


世界の端っこで 立ち止まってしまうだろう
見たこともない角度から 世界を眺めてしまい
自分の信じていた物が 急に形を変えたんだ
この世のカラクリに 気付いてしまったんだよ

見方を変えれば
良い悪いなんて決め付けれないんだって



心の宇宙の中に ほんのちっぽけだって構わない
自分のお気に入りの場所が 残っているのならば
いやきっと 誰にだってあるはずなんだ
そういうとこを もっと大事にしなくちゃと思う

それが生きるってことなんじゃないの?
それが自分でいるってことなんじゃないの?



今まで溜め込んだ 数え切れない悲しみや絶望
全部集めたら たくさんの涙が流れたんだ
雨みたいに それは暗い夜に降り注いだ
朝になって 太陽が昇れば見えるだろう

世界の端っこを繋ぐ薄い虹が


自由詩 World Edge Rainbow Copyright itukamitaniji 2010-03-02 21:38:57
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