創書日和「迎」 はじめてのひと
逢坂桜


     その人を見て

     わたしはぼんやりほほえんでいた

     はじめて会ったような気がする

     だが、あたりまえにほほえんでいた

     「お迎えですか?」

     「はい」

     やはり、と腑に落ちた

     振り返りそうになったが

     足はふみだしていた



自由詩 創書日和「迎」 はじめてのひと Copyright 逢坂桜 2010-01-23 00:32:05
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創書日和。