夜の王様は朝の姫に
こめ

あきれるくらいに騒がしい日々

今日もだるい体を無理矢理起こした

歴史の教科書は重くて

過去の寸劇をかきしるしていた

落とし穴を掘っては自分がはまるのを繰り返していた

更新される新聞記事

それでも変わらない4コマ漫画をよんでいた

首を長くして朝日を待つのはうんざりさ

はっきり言うけど

こんなにゴミを拾い集めているのに

一向に輝かないこの星は

何の価値がある

音色を変えてこだますのは何

夜の王様は朝の姫に恋をしたけど

会えるのは月食のみ

道に迷ったならそこから未知

強く叩き込む

龍は天に還って行った

犯罪者の予備軍は今日も増え続ける

その中には自分も含まれているとは気付かずに

酷いのは誰のせいだ

神の息吹を浴びて

人々は狂喜する

そんなことが嫌なのはどうやら僕だけのようだった



自由詩 夜の王様は朝の姫に Copyright こめ 2010-01-08 22:56:53
notebook Home 戻る  過去 未来