仮にあれがそうだとしても
こめ

確かにあっちがああだとしても

でもこっちはこうだし

仮にあれがそうだとしても

これがどうなるのだろう

交差するのは人差し指

虚言はいかにも真実を含んでいそうだった

先ず最初にすることは

君が何で産まれるか

それが最初で最後の災害

でも奇跡が起きて貴方が神になるなら

僕は悔しがって牙をむくでしょう

もしそうなったら後始末をよろしくと

そう言って手を大きく降った

障子に指で穴を空けて

その小さな穴を覗いた

そしたら小さいけど微かに動く

未来を見付けたんだ

僕は嬉しくてその障子をぶち抜いたけど

目の前にあったのは最悪最低な地獄絵だった

もう笑うしかなかったそうしなければ

こっちが意識をうしなっていただろう

有利になりたい金持ちになりたい

長く生きたいもてたい

そういった欲が僕を駄目にした

そういった欲が僕を駄目にした



自由詩 仮にあれがそうだとしても Copyright こめ 2009-12-28 21:10:48
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