残業時間
笑む爺



壁に寄り添うように置かれたグレーの機械から人工的な温風が流れ出て、深夜、目に見えない膨大な埃やら何やらが混じる空気を、浅く浅く、しょうがなく吸いこんだ。
時計は見ない。

凝る目頭。
鈍る胃袋。
視界の端の「未解決」。
睡眠欲求の無視。

朝の前に、
朝の前に、



朝が来るまでに

覚醒しなくては!


携帯写真+詩 残業時間 Copyright 笑む爺 2009-11-29 09:50:02
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