地下を映画の、離脱
番田
延々と続く太陽は
僕がこの国にやってきた証、
石畳のこの路地にはすれ違う人も無く
この黙々が太陽と続くだけなのだ
カメラを捨て
僕は生業すら忘れ去ってきた
日本の戦いの壮絶さ、
地下街で卑猥な映画を見た
僕は夜の酷寒を歩いていく
自由詩
地下を映画の、離脱
Copyright
番田
2009-11-11 00:15:17
縦