(…死んでしまえ。)
榊 慧




海の仕事に憧れる、
俺は初恋を望みます。






女子高生の、
紺のハイソックスの
それで隠しきれなかった
スカートの下

不思議な気持ちで
目線を上げて、
眺めています。


ぷ、つん、
二の腕にある産毛が
乃木希典の自律心
制服の意義
を問うている。

着崩した制服の
垣間見える素肌から
これが私たちのアイデンティティー、と彼女ら、
足に
剃った跡の残る毛穴は
なきものとしている
その、

(を愛すのですか)

好きです
俺は努力をしたい
とんだ地獄の
信じられん
(絶望たらしめ候。)




ヘルペスは味がする

(かさごもしかり
いびつなものほど美味也と
たりめえよ)


はるかに
遠き
課題の終了、
四ページ目


が、
(…味がする。)



曇天の
ゆきたくはないぞ、
なあ、




革靴
など、
知ったことか。


自由詩 (…死んでしまえ。) Copyright 榊 慧 2009-10-10 21:15:19縦
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