燃え上がれ
虹村 凌

百億の嘘をひとつ一円で売り捌いて
ああ俺は立派になれるのか?

あのコはまだ実家さ
ONにならないもの
きっとこの日記だって読んでない
そう読んでないよ
だったら言おう
ベイビーってさ
いつこれを読むのかわからないけど
そうさ 言っちまおう
言えるうちに言っちまえ

クラッシュしちまえ
何を日記に書きたかったか忘れちまった
俺は世界で一等だぜ
殺せるもんなら殺してみやがれ
車が欲しいバイクが欲しい
殺しのライセンスが欲しいのは当然さ

別になめられたっていいじゃん
俺はどうせイエローでジャップなんだ
なぁホワイトには勝てません
ブラックマンワッツアップ!
ヘイヨー俺らは劣等民族か?

昨日のイタリアンは凄い事言ってたな。
「日本は凄いよ。世界で一番技術が進んでる!
アメリカよりもヨーロッパよりも!
ゲームとかアニメとか、そりゃすげぇ国さ!」
って、稲葉の歌詞じゃないけど突っ込むぜ。
「ハイテク進み心の豊かさ遅れるわが国の
いかんともしがたいトコなんてどうでもいいか!
…っていやいやよくないな やっぱりよくない」
って感じですよ。馬鹿バッカさ。

そうだ、俺はこれを書きたかった。
俺はいまセックスしてぇんだ。エッチしてぇんだ。
気持ちよくなりたいね。キスしたいね。
俺を舐めてくれよ。
Suck me baby
ダブルベッドで寝ようぜ。
たっぷり空いてるんだ。
セックスしよう。

お前だけじゃなくていいんだ。
だってお前は恋してるだろ?
心ここにあらずだろうよ。
惚れた女の「心非ず」ほど苦しい事は無いぜ。
だったら惚れて無い女のそれがマシだろう。
セックスしようぜ。どうなんだ?
あーどうでもいいや。
上戸彩は可愛いね。セックスしたい。

そして思い出した。もう一つ書きたい事。
俺はお前の夢を見たんだ。
それが笑える夢だぜ。

お前は喫茶店を経営してるんだ。
結構でかいんだぜ、個人レベルにしちゃあよ。
なんだかわかんねぇけど、お前は浴衣。
和服だったかな。そんな格好だったんだ。
それで、客も結構入っててよ。
いい店だぜ。
メニューは無節操だったがな。
そこに俺が入るんだ。店に。
するとどうだ!そこに隔離もいるんだよ。
隔離。何で隔離がいるんだかわかんねぇけどさ。
いるんだよ。俺は隔離を観察してるんだ。
お前と隔離を、な。
でもなんて事もなさそうなんだ。
だまって珈琲を飲みながら紫煙を吐き出す。
そして観察し続ける。隔離とお前を。
客が増えて、忙しそうなんで。
俺も手伝おうかと思って、席を立つ。
そんとき、隔離とお前の間に。
何かアクションあった気もするが、覚えてない。
何も無かった事にしよう。
すっげぇ消化不良で目が覚めたんだ。

笑ってくれ。
隔離に嫉妬してんのかね。
俺はお前が好きなのさ。


未詩・独白 燃え上がれ Copyright 虹村 凌 2004-09-13 12:23:05
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「うにいくら丼」