2009/9/15
鎖骨



どうして関心のかけらもないようなものを
ひねもすそんなに見つめているの
それより私あなた掘ってあげたい
掘ってあげたいしおなじようにしてほしい
ただえぐることだけをかんがえて
なかへおくへいちばん遠くへ
そこにはきっとなにかあるしなにもないかもしれない
だからはやく確認しなきゃいられないのになんで
どうしてそんなものをいつまでもみていようとするの?
しらないふりをしてるの?
時間なんておもうほどないもの
だからはやくはやくはやくしなきゃいけないのに
気が気じゃないって
いってるんだよ



陽ももう落ちるっていうのに
あるものぜんぶがみるみる冷めていくって
信じられないのは
知らなきゃならないことを知らないでいるから
だから剥がそう
いっしょに
星をみるのとおなじだよ
わからなかったり足りないとか
くやしいとか思うようなことも
ほんとうはないんだよ
終えてしまえばそれまでで
かんじんなのはどれだけ柔らかいうちにそこへ
達するかということだけ
きいてくれるかい
いまだけこの瞳をみてよ
ためらわないでつないでね
つないでくれればそれで
わかるから
いっしょにつぎのときまで
星をみるんだよ




自由詩 2009/9/15 Copyright 鎖骨 2009-09-15 01:03:49
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