ラブソング(即興)
虹村 凌

朝起きてから寝るまでに
一日何回お前の事を考える?
恋をするお前に恋をした俺は
異常なまでに怯えているんだ
俺はお前に恋をしているけれど
お前とはマブダチでいたいだけなんだ
本当はそうじゃないかもしれないけれど
俺はこれ以上疎遠になるのが耐えられないんだ

ねぇ
キスをしたのを覚えているかい?
ねぇ
手と繋いだのを覚えているかい?
ずっと ずっと昔の話だけれど
その時は
恋なんてしてなかったけれど
君はあの時からずっと
俺の中では
可愛いんだ

部屋のシャワールームで相方が彼女とファックをしている時に
ふと君の事を考えるのは不潔な事なんだろうか?
プラトニックな恋って何だ?
そんなモノには飽き飽きしているよ
俺は君が好き
君は彼氏が好き
彼氏は別の彼女が好き
その彼女は誰が好きなんだろう

ありがとう
と何でもないメールの中の
このたった5文字に俺は震える程泣いて
友達でよかった
ってこの7文字に俺は震える程泣いた
俺はいいオトコになっていましたか?
You make me to try to be a better man
もっといいオトコになれるかもよ

世辞なのか
本気なのかわからない
俺は君に恋しているから
ねぇ気持ち悪いなら今のうちに言ってくれ
誰も止められないんだ
俺のラブソングを
俺以外の誰も止められやしないんだ
俺のラブソングは世界で一等だから

気になってる君がいると
薬指にシルバーリング
可愛いコの前で中指に移すのは浮気だろうか
ねぇ俺は君とマブでいたいんだ
君をお前って呼べるような
セミダブルかクイーンサイズか
俺には広すぎるベッドさ
ねぇ今度は二人で手を繋いで眠りたい
俺の我侭を聞いてくれ
君が俺の手を握ったように
そうしてくれ

俺は 君に恋している


自由詩 ラブソング(即興) Copyright 虹村 凌 2004-09-09 11:23:45
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「うにいくら丼」