バイバイ。
1486 106

こぼれ落ちそうな夢のカケラを

拾い集めて君は笑った

振り返らずに歩けるように

泣きそうな顔で 僕は笑った

「バイバイ。」



カバンの中には重たい荷物

大切に抱えて君は笑った

目の前には果てしなく続く道

泣かないように 僕は笑った

「バイバイ。」



出会いと別れは風のように

吹き抜けては過ぎ去っていく

「バイバイ。」



忘れないから 待っているから

淋しい夜は電話してほしい

星空の下で僕は泣いた

月を見上げて僕は泣いた

「バイバイ。」






自由詩 バイバイ。 Copyright 1486 106 2009-07-28 07:14:22
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