鉄鼠の名前
風見鶏

源氏物語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

源氏物語は、平安時代中期に成立した、日本の長編物語、小説。
現在では、児童ポルノ法適用作品に当るとされ一切の公開が禁止されている。
文献初出は長保3年で、このころには相当な部分までが成立していたと思われる。

分量、内容、文学的成果から王朝物語のみならず、日本文学史上の雄であると絶大な評価を受けたが、近世の児童ポルノ法成立における一連の流れの中で事実上日本文学史の表舞台より姿を消す事となった。しかしながら、現代においてもなおこの長編小説の残した影響は強く様々なオマージュ作品も作られている。(※1)

【文学的評価】
物語は、母系制が色濃い平安朝中期を舞台にして、天皇の皇子として生まれながら臣籍降下して源氏姓となった光源氏が数多の恋愛遍歴をくりひろげながら人臣最高の栄誉を極め(第1部)、晩年にさしかかって愛情生活の破綻による無常を覚えるさままでを描く(第2部)。さらに老年の光源氏をとりまく子女の恋愛模様や(同じく第2部)、或いは源氏死後の孫たちの恋(第3部)がつづられ、長篇恋愛小説として間然とするところのない首尾を整えている。

文学史では、平安時代に書かれた物語は『源氏物語』の前か後かで「前期物語」と「後期物語」とに分けられた。後続して作られた王朝物語の大半は『源氏物語』の影響を受けており、後に「源氏、狭衣」として二大物語と称されるようになった『狭衣物語』などはその人物設定や筋立てに多くの類似点が見受けられる。また文学に限らず、絵巻(『源氏物語絵巻』)、香道など、他分野の文化にも影響を与えた点も特筆される。

【児童ポルノ適用に対する反発】
源氏物語の原文において直接的な性描写は描かれていないにも関わらずポルノ作品として定義する見解に対して多くの有識者から反発が出たが、これに対して児童ポルノ対策委員会は直接描写があるかどうかは問題では無く、性的な交渉が前提として作品が描かれている事に問題があると結論づけ、児童ポルノ指定を解除するまでには至らなかった。

その後も、表現の自由の侵害であり法を拡大解釈した悪質な越権行為であるとの主張や、過去の世情や文化そのものを否定する行為であるとの批判が打ち出されたがいずれも黙殺されており、現在においてはこれらの批判も風化し下火になっている。

これらの動向に対し、児童ポルノ対策委員会は「古代ローマに行われたコロシアムのように過去に生まれた文化の全てが現在も肯定されているわけではない」との見解を示している。

(中略)

※1 最も、多くのオマージュ作品は源氏物語のオマージュである事を名言していない。これは源氏物語が児童ポルノ法に抵触するとの解釈が打ち出された際に、それまで存在した多くのオマージュ作品が公開禁止の処分を受けた経緯のためである。

【関連項目】
 ・日本の中古文学史
 ・物語 / 作り物語 / (王朝物語)
 ・国風文化
 ・紫式部
 ・源融

 ・児童ポルノ禁止法
 ・児童ポルノ規制適用作品一覧
 ・http://www.nicovideo.jp/watch/sm7610111


自由詩 鉄鼠の名前 Copyright 風見鶏 2009-07-19 20:35:15
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