五月雨、乱れ
あおば

                090704



青い日には
詩を推敲する
青春の尻尾を
ちょんぎって
本物の大人になるのだと
言われなくてもがんばるのが
青年後期の
務めです
ぇぃおぅ!と行進曲を口ずさみ
携帯化並四ラジオを引っ担ぎ
だらだら坂を元気良く
登って行くので
五月雨乱れの天気予報も
東京の現在に似合ってる
気象通報に合わせて
お天気野郎も
語呂合わせをするのだと
気前の好い魚屋の叔父貴を真似て
電車内で仁王立ち
はた迷惑な野郎です





「poenique」の「即興ゴルコンダ」投稿作、タイトルは、kauzakさん。 


自由詩 五月雨、乱れ Copyright あおば 2009-07-07 06:08:28
notebook Home 戻る  過去 未来