虹村 凌

もう一度冬の夜中を越えて
朝を迎えにいけたら
二人で昼寝をしよう

夜の次には必ず朝が来る
何て思って安心して寝てしまうより
朝が来ない事に怯えたり
狂った朝が訪れる事を恐れたりしながら
薄い布団の中で震えて
朝が来るのをじっと待とう
朝が来るまで何を話そう?

車が一色だなんて非常にツマランと思う
面白く無いなら色を塗ればいい
とか
生きてる事が違法になったら面白い
明日が無いような行き方をしたいんじゃない
笑いながら生きたいんである
とか
薄くて硬い布団の中で喋りながら
朝がくるのを待って

眠る


自由詩Copyright 虹村 凌 2009-05-20 22:29:21
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