徘徊
チアーヌ

考えないようにして暮らしてる
考えても仕方がないこと

たとえばあなたのこと

もう
考えてもしかたない
あの頃には
二度と戻れないから
そんなこと
もちろんわかってるよ

いつか
忘れられると思っていた

この間
よく行った
あの場所を通ったよ
道路が渋滞していて

いろいろ見えて

もうあのお店もないし
ホテルの名前も変わってた


わたし
眠っても眠っても
眠っていないみたい

眠ってる時と
起きてる時の間
さまようばかり




自由詩 徘徊 Copyright チアーヌ 2009-05-05 23:22:10
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