「 ミラクルくるくる。 」
PULL.







影を踏み続ける悪役になり切れないきみのヒールなかかと。

書こうとすればするほど加工している気にもなるいつか実る木もあるのに。

このこころの鈍いいしをただ磨き続けるだけのかたくなな石。

来るような来ないようなミラクルくるくる眼を廻し待っている☆。

豪の者立ちションかまして急いで夾んで嗚呼バイオレンスチャック。


ピーターパンをばんっ!と撃つシシュンキのいらだちに名前はいらない。

転がせばストーンと落ちてゆく石みたいにまあるいこころはどこ?。

わたしは神に選ばれた亀の子たわしだ仕事はごしごしである。

みずうみを「Withうみ」と解体してことばの回路は水浸詩。

きみの有り体な理屈はいらないそういうのを理有リ体ィって言うんだ。



おめでとうきみはコンプレックスという名の恐竜を手に入れたのだ。












           了。



短歌 「 ミラクルくるくる。 」 Copyright PULL. 2009-04-16 08:42:15縦
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