ゼブ
れつら


ぜぶんなよ、あんまり分け隔てるモザイクの。渡る道すがらアスファルトの熱あつい、夏だから。冬場はあたたかい温泉に入ります。細かく震える装飾音符です。せんぶん、イレブンPMを過ぎて立ち寄るコンビニエンスストアの陳列。ちかちかしますね。目が点から線、を発して切れますブラウン管、電源みたいに。

がぜるなよ、と言いましたあなたはでも保護色でしょう?サバンナみたいな我慢がならない野蛮な土地柄、トイザラス。やはり棚には色彩、記載の文字列もバーゲンセールでライオンキングの玩具も体温ピンクになるサーモグラフィーかも。目にもとまらぬスピードで分析、来た道戻るチーター。どんどん温度は低下中、残り物に福はおろか鈴の音も聞けぬクリスマスの雪に。

ゆき、帰りみちのり、あわせて転々とするカーゴの中。高速突っ切って分かれ道探す友人と。群れからはぐれ、紛れ込むなら雪の中だよねーって。コタツ恋しい。通り過ぎた道のりは白黒に分け隔て、路肩のべしゃった水まがいの泥にまみれて横断できない歩道、さてどこを歩こう?

手ぶらで歩く自分ら、まもなく分かれ道。


自由詩 ゼブ Copyright れつら 2009-02-27 03:18:05
notebook Home 戻る  過去 未来