まもなく
乱太郎
昼下がりの陽射しが
雪のじゅうたんをめくって
春をたたきおこす
小さな飾り気のない
窓の外では
ゆきんこたちが
まだ
ぺちゃくちゃ
おしゃべりしている
それでも
待ち焦がれる温もり
夜明けの歌を
雀がチクパクして
まばゆい朝にあいさつする
君といられる
春がまもなくやってくる
自由詩
まもなく
Copyright
乱太郎
2009-02-23 15:51:58縦