みさと

わたしは女になりたかった

歪んでゆく愛の中で
愛されながら絶望していったのです
歪みはあなたかもしれず
わたしだったのかもしれない

もう原型さえもわからないものを
あなたは愛と呼びわたしにくれる
愛の押し売りは
わたしと言う見返りで支払われる

わたしは娼婦です

答えぬわたしは不感症です

わたしは生まれたときから女でした




自由詩Copyright みさと 2009-02-04 21:17:37
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