少年
昼寝ヒルズ

水をあげ
花をあげ
鉄砲をあげましたら
喜んで命をくれまして

守りたくなってしまいました

と、古い手帳のすみに書かれてありまして
その言葉は
傷や破れがありまして
もっと破ると
空の下
ぽつんと笑う
少年がおりまして

それが
わたしたちの地球でして
まだ少年でして

守りたくなってしまいました


自由詩 少年 Copyright 昼寝ヒルズ 2009-02-03 12:00:35縦
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