2008/11/07
鎖骨




灰色(をした)
砂の足もと
頭上の雲
またその上に走っては溶ける
たくさんの線と波と
息が詰まって仕方ないと
耳元で震えた息と
つめたい身体


伸ばさない
結ばない
這入りこまない
解かない
間接的存在の試験


寝転がる
眠れる遠さの草原
視界は限りない広さで
いつまでもいつまでも
そんな雰囲気がたゆたい
多くを忘れていられる


ここにやがて
集ってくる光輪
夢に憧れが覚めないうちは
未だずっと先だから
だから
決めずにいられる
その幸福にふやけている











自由詩 2008/11/07 Copyright 鎖骨 2008-11-07 01:34:19
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