とまる、こまる
石川和広

こんなんです こんなもんなんです なんて、この先のことどういうたら、ええかな? とりあえず僕の手前の電車が、人をはねたみたいです。環状線の弁天町駅ホームだと、つまりながら車内放送がながれ、小学生達は自殺やと騒いでます。大人も少しざわめいて。ただ、うつ病の僕の胸は事実上絡みつくタコみたいに何か吸い付きカミコロシてます。貴方に会うのは少し遅れると送信して、息がつけません 次の瞬間僕の小指が透き通りました。祈ります。夜は暗いです。停まる車両。あなたがいるようにと…


自由詩 とまる、こまる Copyright 石川和広 2004-08-04 20:00:20
notebook Home 戻る  過去 未来