草野大悟

愛が
ドロドロと
刻み食を
唇から
垂れ流しながら

こんなに
早く
食べれるようになったんだよ
こんなに早く

スプーンを
口に運んでいる


おれは
うんうんと
頷きながら
泪で
愛が
見えなくなる

心が
生皮を剥ぐように
痛んでゆく


・・・・・・・
青い空が
ネズミ色になっても。


自由詩Copyright 草野大悟 2008-07-21 20:43:57
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