とりさんと空へ
ここ

うまく舞い上がれないボクは
がっかりして
ただっぴろい草原でふて寝をしていた

しばらくすると
とりさんがふわふわと舞い降りて
ボクの前まできた
そのやわらかい羽でふわふわとあおぎだしたら
やさしい風が心をほぐしていったんだ

気をとりなおして
ボクもまねをして羽をうごかしてみた
ばたばた、ばたばた
(もっと、やさしく)
はたはた、はたはた
(もっと、やわらかく)
ふわふわ、ふわふわ
(できたよ、ふわふわ、ふわふわ)

気がつくと、とりさんとボクは
いっしょに空に浮かんでいたよ
ふわふわと、ふわふわと
もう大丈夫
ふわふわと、ふわふわと
とりさんの友達に会いに行こう


自由詩 とりさんと空へ Copyright ここ 2008-05-11 01:13:27
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