幼き考え
ark-eyes

いつまでも笑っていられぬ
こともあるさと言い聞かせ

静かに見つめる先には 君からの文字

経験などと自分も言っているが
本当に必要なのかと問うことも少なくない

届きそうで届かないなら いっそのこと捨ててしまおうか


決断することが辛いことだとは知っている
いままでだってそうだ

時間がかかることはあっても
諦めることはいくらでもしたはずだ


チェックポイントと見えていたものがいきなり遠ざかり
遠くに見えていたものが近くに見える


どうせ世界いつか滅びるなら今であってもいいじゃないか
この問いから逃げても良いじゃないか


力がほしいと
念ずる心は穢れているか
そんなことを思った先人はみな成功を収めているのだろうか



昼間の陽気と対になり
寒さが構える北の夜

澄んだ空には星たちが
大気に揺らめき 振りそそぐ



あなたの空は何が見えますか
私と同じものが見えていますか


自由詩 幼き考え Copyright ark-eyes 2008-04-29 22:25:24
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