グレープフルーツ・デイズ
春日

きみの持つ柑橘系のやさしさがあたしほんとは好きだったんだ

気まぐれに教えてくれる真実にどんな他意があるのか見せて

名字じゃなく名前で呼んでいいよって言われただけで口笛だね、春

ぎん色のカーにたやすく連れられてアスレチックな夜が始まる





つんとする赤いくびわに居た跡に一緒に食べたグレープフルーツ

一人でも大抵のことはできました二人ですることもうできないけど

終わらない課題を明日に持ち越してきみとの別れも持ち越せてたら

あの空に引っ越したのだと知ったから今日からはやっと眠れるうお座のきみよ




さようなら、なみだ さようならありがとう さようならグレープフルーツ・デイズ


短歌 グレープフルーツ・デイズ Copyright 春日 2008-04-02 22:12:00
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