満月の夜
チアーヌ

心も体も逆立って
どうしても眠れない
汗だくになりながら
何度も何度も寝返りを打ち
記憶を掻き毟る
流れる血の色は
見たこともない
どす黒い色で

こんな満月の夜にきっとわたしは
いつか化物に変るんだろう




自由詩 満月の夜 Copyright チアーヌ 2004-06-28 13:13:11
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