朝がくる
肉食のすずめ


朝がきてカーテンは色思い出す見えてくるもの見えなくなるもの

朝ざらざらと溶けた髪窓を開け枕に落ちた砂を払うよ

あなたのことを一晩中考えた魔物のような雲が出ている

定時どおりにくる朝はそんなにも美しいか消え忘れた街灯

花の咲く無色のシャツを朝がきて素足で走る空っぽの庭


短歌 朝がくる Copyright 肉食のすずめ 2008-01-31 23:17:43
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