無題05
ねろ

赤い感情線と
青い感情線の
交わる先で
蛍光灯に揺らめく 影

まるでだれも気付いていない
まるでだれも存在を認めない

寄生することをゆるさない
この 手のひらの
翻されたときに 冴え渡る
さくらいろ と  白銀

どこにもやれない無常環状線




自由詩 無題05 Copyright ねろ 2008-01-12 02:47:57
notebook Home 戻る