地球が滅びるとき
小原あき

地球が滅びるとき
進化が過ぎて
全種類のいきものが
一斉に空を飛ぶ
大気圏を越えて
少し離れたところから見た地球は
丸裸になっていた







そんな夢を見てしまったら
何故だか
溢れるものがあった


目蓋を腫らして
見上げた夜空は
ひどく広かった


地球を
独りぼっちにはしない
と、
一人誓って
地球に寄り添って眠った







自由詩 地球が滅びるとき Copyright 小原あき 2008-01-11 10:55:18縦
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