徒然 六
鎖骨


 
 上を向くおまえの、雨を待って開いたままの卑猥な口に
 テキーラと拳骨大の氷を山ほどぶち込んであげよう
 唇には岩塩もおまけしてやる
 リュウゼツランの学名を知っているか?
 あいつはとっても寛大なんだよ
 それにおまえよりも人も物も知っているし
 その上偉ぶりも卑下もしない
 必要ないことを知ってるから
 分別の上手い利口なやつさ
 あんな風になりたかったよ
 なんてこんなこと言って書いてるうちは
 どうにもならない
 良くも悪くもなれない
 ただ腐って落ちるだけで




自由詩 徒然 六 Copyright 鎖骨 2007-12-09 00:38:58
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