鎖骨






かのじょはぼくを連れていってくれない、高いところへ!
かのじょはぼくを連れていってくれない!高いところへ!

彼がかのじょを連れていってしまう!高いところへ、
彼がかのじょを連れていってしまう?高いところへ!
かのじょが彼に連れてゆかれる







見たこともない高み!
過ぎてもうぼくたちの思うところからはなれ
こえてこえてこえてこえてこえてこえてこえてこえてこえてこえてこえてこえてこえてこえてこえてこえてこえ
たさきをくぐると一周してまたここへ?
そうしたらかのじょは彼はぼくはどうなって
まるきり変わってしまっている?見えない!



















そうして


          ああ






  おれは               



                     わたしは

なにがいいたい    したい              






                  できた?






                                       なにかいってよ
















ぼくはおごっているから、そのくせいやしくて
だから許してくれない
はいっていけないあすこへ
きみやかのじょやぼくがよくなぜていた猫や犬はまたたくまにせんになって
突きぬけていくけどぼくはぼっち
時間にも乗れなかったからだってこわかったんだよ
こうしていまここでおもいだしているぼくおもいだしているだけで手はふるえて
ふるえる!ふるえるからぼくはまだ
かろうじて生きているんだとわかる
ぼくはうそはつきたくないまたああなるのはいやだから
でも











自由詩 Copyright 鎖骨 2007-12-06 00:25:38
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