公園の汗
石川和広

まぼろしは

青空の下

児童公園の、ねむたげな

楓の木陰の

ごむぼーる


夏がくる

あつくなる

汗をかく

ひや
あせをかく

誰にも届かないと思っていたごむぼーる


あついあたまあつい

ペットボトルのフランスの

みずをのんだら
一息つけた

赤色の 
つめたい
コドモオニの頃


かえってきた

ふうううううう

ひゅううううう



自由詩 公園の汗 Copyright 石川和広 2004-06-06 13:52:48
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