未来建築家
1486 106

崩れた積み木を放り投げた
夢の設計図は白紙に戻った
諦めるという選択肢もあるけど
イメージは次々と溢れてくる

限られた制作期間の中で
何か一つでも形に出来るかな?

明日をもっと 未来をもっとって
今を顧みなかった昨日は
風に去って 過去になって
また新しい目標が生まれたよ

ピースを一つ一つ当てはめて
完成した絵を思い浮かべる
特別な才能は無いけれど
根気強さが昔からの自慢なんだ

後ろを向いたまま歩いていたら
些細な事で躓いてしまうよ

愛をもっと 希望をもっとって
周りを気にかけなかった昨日は
夜に去って 過去になって
また新しい友達が出来たよ

道の向こうで手招きしている
明日に向かって僕は走り出す

何度でも そう何度でも
失敗してもまた筆を握る
その経験は体に刻み込まれ
少しずつ理想へ近付いていける

壁や挫折や疑念や運命に
物怖じして縮こまっていた昨日は
闇に去って 光になって
また新しい朝日が顔を出すよ


自由詩 未来建築家 Copyright 1486 106 2007-10-08 19:00:02
notebook Home 戻る