LUNA
Rin.




髪をすく仕草で届きそうな月青い温度は抱きしめて知る


スカイタワー高層ビルに隠された月を映せり「ひとりじゃない」と


宇宙には同じ星などないそんなことは昔に確かめ合った


だから月に名前をつける母が私に「あげたかった」という二文字   ルナ


泣いたけど月が明るい今日のためあなた私を放したのかな


だとしたらやっとあなたに「ありがとう」言って今宵を記念日にする




短歌 LUNA Copyright Rin. 2007-10-01 21:33:38
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