見ないフリ
チアーヌ

夕方
花に水遣りをしていると
ブルーサルビアの花の影に
妖精がいた
一目見て
「ヤバイ」
と思った

妖精は蝶の羽を持っていて
ブルーサルビアの花と同じ色のワンピースを着て
髪の毛は金髪のロング
頬はバラ色
大きさは5〜7センチくらい
そう
よく絵柄で見るヨーロッパの妖精そのものだった
冗談じゃなく

連日の飲みすぎで
頭がおかしくなったのだろうか
それとも
最初からわたしは
おかしかったのだろうか
まぁどちらでもいいけれど

とりあえずわたしは妖精を見ないフリをした



自由詩 見ないフリ Copyright チアーヌ 2007-08-30 15:23:01
notebook Home 戻る  過去 未来