さよなら
shu

あいが死ぬ

また

そこで

あそこで

小さな息はいて

誰にも見えないから

簡単に

あいが

しぬ


息を吸って
大声で泣いて
生まれてきたのに
よちよち歩いて
小さな手で
掴もうとしていたのに
育ててきたはずなのに
どうして
そんなに
あっけなく
手を離す



なきがらを
抱きしめて

空に埋める


もう
手の届かないところに




流れて












自由詩 さよなら Copyright shu 2007-07-24 02:09:18
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