ごしきの短冊
Rin K



短冊の白まぶしくて愛の字を書けないままに無地で結んだ


黄色がいい君が選んだ一枚は願いじゃなくて歌をつづろう


霧雨に耐える紙縒(こより)が話さない青の祈りは「海にあいたい」


さらさらと揺れるささのは赤が映え垣間見えるは約束の言


君という星包み込む生命でいたいから僕はみどりを選ぶ






短歌 ごしきの短冊 Copyright Rin K 2007-07-08 01:12:56
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