きらきら キラキラ
わら

ばらばらに散らばった
こころをかき集めて、


「こんなにも だよ」

って、見せるキミの手は
散りゆく破片で 血まみれで



降りそそぐ花びらは、

しきつめられて

しきつめられて



地面は、こんなにも

埋めつくされている





「赤いよ」って言う、キミの手も


「痛いよ」って言う、キミの手も


この花が、こんなふうに
淡く、朱に色づいている理由も



すべては、風に吹かれて舞い上がり、


その一陣に
目を細めた瞬間、


その しゅんかん






もう、どこかに、

消えて、流れて、



ただ、立ちすくんでいたんだ





雪のようだ


ひらひらと





だけど、
まぶしくて、みえない



ひかる鼓動を見上げていたんだ







ふと、思ったんだよ


また、この刹那が咲く頃まで、

ぼくたちは、
生きていられるんだろうか?


































自由詩 きらきら キラキラ Copyright わら 2007-04-25 16:10:20
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