花時雨
未有花

窓の外は花の雨
傘もささずに飛び出せば
白い花びらがそっと揺れた

まるで僕の心を知ってるように
どんなにかくしても
走り出してしまったこの想い
いつでも君のことばかり探してた

君のことが知りたい
はにかんだその瞳
何をみつめているの
もっとせつないくらいに
君を好きになりたい

舞い散る花びらの中
たたずむ君をみつめれば
愛が心をそっとたたく

いつかこの想いを君に伝えたい
降り積もるさびしさに
ひとり濡れ続けた雨の午後
白い花びらがはらりと舞い降りた

君のことが知りたい
花のようなその心
僕が守ってあげる
もっと愛しいくらいに
君を好きになりたい


自由詩 花時雨 Copyright 未有花 2007-04-25 12:24:28縦
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