ぬかるむはる
千波 一也

泥を かわして
かわして また 泥

すきだとか きらいだとか
そんな難しいことは あとからになさい
もっと ずっと あとからになさい
余裕がでるまで 待ちなさい


 陽をあびて みんな
 どんなふうにも 混ざり あい
 
 いそがしいものだ ね 
 日々のいのちは
 
 いそがしい ものだね 
 しきたり しき たり
 
 風にほどかれ みんな
 どんなふうにも 呼ばれ あう


ぬかるむことは じっと待つこと
ゆっくり すること

あきらめを にがしなさい
あしたの嘘を 捨てなさい
あやまりたいなら つかりなさい
あやうさを あいまい に
あきらかな道 の
あまのじゃく


 あまがえる、るるん

 あかさたな、
 はる

 はまやらわ、わ、は、

 いきし ちに、 ひび
 ひみいりい、に、ひ、


はじめから
みんな おんなじ はじめから

あめんぼ ありんこ つくしんぼう
みんな まっ白 
まっすぐに 
ゆき

あめ ゆき とかして
はるは 泥うみ けがれなく

はるは 泥うみ 
なみなみ 







自由詩 ぬかるむはる Copyright 千波 一也 2007-03-26 08:57:24
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